■『原発事故 残留汚染の危険性』 読みました [書籍紹介]

■武田邦彦著『原発事故 残留汚染の危険性』を読んで

娘がいつも見ているテレビ番組『ホンマでっか!? TV』の
出演者として若者に人気があるらしい武田邦彦中部大学教授の
『原発事故 残留汚染の危険性』を読みました。

武田教授は原子力推進派で、しかも「安全な原子力推進派」だそうです。
その武田教授が、原発事故の本当の恐ろしさを、
今回の福島原発事故の経過などから説明しています。
そして、原発は東京付近に作る必要があることも説いています。

武田教授は「おわりに」の中で、
「私たち(原子力関係者)は失敗したのです。
 私たちの考えは間違っていたのです。
 私たちが今まで正しいと思っていたことは間違っていたのです。
 その最も大きな原因は、『私たちが考えた範囲で安全なら良い』
 という傲慢な心、原発の付近にいる住民の健康を考えなかったということです。」と、
これまでの原子力関係者の失敗を認めています。

本文中には武田教授が原子力委員会の委員当時のやり取りも紹介されています。
福島原発事故以後の日本では、
身近に原発のことを考える必要性が出てきました。
この『原発事故 残留汚染の危険性』は、たいへん分かりやすく、参考になると思います。

■管首相が「浜岡原発の全面停止」を中電に要請
東海地震発生の可能性が高いため、地震、津波対策が不十分とのことからの要請です。

対策についても武田教授が提案しています。
東海地震を想定した原発事故対策には、
『放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策』が詳しいです。

            

『原発事故 残留汚染の危険性』  『放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策』




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。